terukazuの日記

自分の好きなもの興味のあること書きます。とりあえず、読書の感想とか。ついに社会人になりました。

「入社1年目の教科書」

今日はこれから社会人1年目の自分にはぴったりな本。著者の岩瀬大輔さんの本が読んでみたいと思ったので買いました。今回も付箋貼りながら読みました。35箇所につけました。急いで読んだつもりもないのですが、1日で読み終わりました。

入社1年目の教科書

 

内容は、本のタイトル通り、社会人1年目向けた著者の仕事に対する考え方やアドバイス。読んでみての感想は、実際に働いた経験のない自分の想像とは仕事の進め方や職場での振る舞い方は違うところが多くあるのだということに気づきました。当たり前なことだけど。それと、著者のような高学歴で海外で働いたり勉強したりしたことのあるようないわばエリートでも、こんなこと(日本企業的というか昔っぽいという感じ)言うんだという発見があったことも印象的です。

著者の岩瀬さんに興味を惹かれて読んでみたが、経歴から想像するのとは全く違うような人柄が読んでいて浮かびました。

いろいろ自分の今の勉強の仕方から、これから入社してからのことまで考えさせられました。

・p5「50点で構わないから早く出せ」

 自分はしっかりやると決めたものに関してはかなり凝り性なので、期限ギリギリなことばかり。意識的に変えなくては。

p21「新人時代の印象でその後のキャリアが決まるつもりで行動」

 これはずっとスポーツをやってきて、最初の印象の重要性は痛いほどわかっている。最初についた印象は良い印象がつけばいいが、悪い印象を持たれるとあとからそれを変えるのは相当難しい。仕事上の特別な能力や知識で使い物にはならない新人のとき、「社会人として当たり前のことをやれているか」が最初に見られている。その例として、「何があっても遅刻するな」と著者は言っている。あとから取り戻すために苦労するのは懲り懲りなので、最初からしっかり全力でやろうと思ってます。

p74「(組織でもプロジェクトでも)大きければ大きいほど、自分が関与できる部分は小さくなっていくと思ってください。(中略)むしろ誰もがやらない地味で小さな仕事をすべて引き取ったほうが、勉強や経験になります。」

おそらく、今の自分なら、自分の関わった仕事が与える社会へのインパクトが大きい仕事がしたいから、大きい組織やプロジェクトを好むんだと思います。たしか、就職活動のときも、どんな仕事が将来的にしてみたか人事面談で聞かれたときも、こんな考え方が根底にあったはず。しかし、著者からすると、全体の中で自分の関与できる部分が小さくなってしまい、それよりは小さいことでも全部やった方がいいと言っています。これは自分がまだ仕事をしていないからなのか、そもそも著者と自分の価値観の違いが大きいからなのかはまだわかりませんが、今までの自分とは異なる考えでで、重要なことだと思いました。

p95「本は速読するな」

 p95「読書は著者との対話である」

 p98「1冊を慌てずじっくり読み、その中から大きな学びを1つ得られればいいという程度の軽い気持ちで」

あと少しで社会人になる自分は、自由な残された時間も僅かだから、たくさん読書しないといけないと思って、読書は少し焦り気味だったのかもしれません。今の自分に改めて言い聞かせたい言葉です。「必ず感想文を書いてください」とも書いてありました。これはこのブログでクリアしていく!!

・p114「実際にビジネスの現場で役立つ学びを得ることが重要」

 p117「ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべき」

勉強することは社会人になってからも当然必要だとは思っていましたが、そのやり方は社会人にとって適切な形に変えた方がいいってことですね。こういうことって、おそらく働き始めて、自分が勉強して、そのやり方を試行錯誤していればわかってくることだとは思います。ですが、最初が肝心な以上、本を読んで学べる範囲で試行錯誤を経ずに実践することで、先へ進むのが早くなる気がします。

・p149「相手との距離感を誤るな」

まさに本文で書かれているようなメールをこの前、目上の人に送ってしまいました。自分では失礼のないようにと考えて送ったはずだったのに…次からメールの書き出しは必ず「○○様」にします。社会人になる前でよかった。反省…(>_<)

・p174「宴会芸は死ぬ気でやれ」

こんなことをあの著者が書くのかと意外に思った項目の1つです。自分はどうせやらされるのなら楽しんでやろうくらいに思ってましたが、一生懸命やると評価されるとのことなので、そういう打算も含めてさらに一生懸命やってやろうと思いました。

・p194「働くということは、何かを成し遂げる以上に人と人とのやり取りが大切になってくるのではないでしょうか」

これも著者の経歴を考えると意外。普通に大事なことではあると思うのですが、この著者が強調して言ってるってところが印象に残った。

・p200「人は、人と比べている限り、残念ながら幸せになれません」

 p200「視線が外に向かわなくなっては困るのです」

同期と付き合う2つデメリットを著者は挙げています。特に前者の方はことさら重要なことだと思います。同期と自分を出世や仕事の出来具合などで比べてばかりだと、自分が本当にやりたい仕事や自分にとってベストなキャリア形成からどんどん離れていく気がします。今までの自分の人生も、同じコースの中で周りの人と競争みたいな要素が強い人生(受験勉強とかスポーツとか)だったのですが、これからは変えたいと思ってます。今までと同じ感覚で生きていたのでは、きっと著者が言うデメリットを被ることになりそうなので、意識を変えたいところです。一方で、周りの人との競争意識が自分を奮い立たせて今まで自分を頑張らせてきた要素も無視はできないなと思います。例えば、面倒と思うような資格勉強をする際の最初の動機付けなんかには有効なのではとも考えてしまいます。もちろん、最終目標から逆算して面倒なことに対しても競争意識を煽らずやる気がみなぎってくればいいのでが、自分の性格を考えるとそんなに上手くいかない気がします。

・p229「社会人としての「勝負どころ」は初回です」

これは最初に持たれる印象の話とも通じるところです。自分もこの本を読む前からこう思っていたので、この本を買ってみました!

 

全部で10箇所もピックアップしてしまいました。ちょっと欲張りすぎたかな…

これから社会人の自分には考えさせられるところが多い本でした。

あと、まだあまり想像の湧かない項目もあって、実際に仕事をやり始めてから読むといろいろ考えさせられるんだろうと思うこともそれなりにあったので、また必ず読み返したいです。

 

あとは自分にとっての勉強のヒント。ほんと防備録的な位置づけです。

・p104「まずは英語を読めるようになれ」

著者の感覚からすると、世界中にある情報力のうち、日本語と英語の比率は1:100ぐらいだそうです。

・p129「新聞は2紙以上、紙で読め」

今は日経新聞をさーっと読むくらいです。たまに読まない日もあります。社会人になったらタブレットを買って読んでみようと思っていました。他の人がどう考えているのかも参考にして考えたいです。

・p146「敬語を習得する近道は、外国語だと思って勉強することです。」

おそらくいい加減な敬語しか話せないので、今度、本を読んでみます。