「雑談力が上がる話し方」
今週はKindleでこんな本を読んでみました。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/05/27
- メディア: Kindle版
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なぜ、話し方をレクチャーする本を選んだのかというと、ビジネスで出会うお客さんとの雑談ってどうすればいいのかって考えていたからです。お客さんのところを訪問してすぐ「本日伺いましたのは~」っていきなり仕事の話題になることはないのだと、社会人になり初めて知りました。そして、仕事前の雑談が意外と大事でもあり、自分にとっては少し難しいことだと感じました。「年齢も立場も違うビジネス上の関係にある人とたわいもない会話って何を話せばいいんだ??」って最近、考えることがしばしばです。
それに加えて、同じ職場にいる上司の人とももう少し気軽に会話できたらと思うことがあります。上司に対しては、仕事上の話ですとかはもちろん普通にしますが、もっと普通な会話もしてみたいといつも思っています。
こんなことを考える私ですが、普段は決してコミュ障なわけではなく、おしゃべりは大好きです。楽しく会話して、人を笑わせることだって人並みにはできます。ですが、それは同年代か年齢が近い人ばかりで、年齢が離れている人との会話を思い返すと…私は人と話すのが得意な方だとばかり思っていましたが、話すことの中にもいろいろなカテゴリーがあるみたいです。私が得意だと思っていたのは、その一部のカテゴリーだけだと最近気がついたので、こんな本を読んでみようと思ったわけです。
きっと同じような境遇の人、たくさんいるんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか?
そして、私と同じことを思っていた方にはまさにピッタリの本だと思います!
この本で最初に雑談についての重要性が述べられていて、要するに
雑談は「中身のない」話をすることだけど、決して「意味がない」のではなく、雑談はコミュニケーションにおける”地ならし”的な役割、つまり空気を作る役割がある。
とのこと。私も社会人になって5ヶ月目、雑談の重要性を毎日さまざまな場面で感じるようになっています。
雑談は議論でもオチのある話でも結論のある話でもない
学生の頃、よく男友達と話をしていると、楽しいけど話すのが面倒に思うときがありました。原因は「それで?」とか「オチは?」とかみたいに、オチを求めてこられることが多いからです。一方、女友達ならそんなことは気にせずにダラダラと話続けていられるから気が楽でいいなとよく思っていました。オチを求めてくる友人いわく、私の話の切り出し方がオチがある話をこれからするよみたいな感じなのが悪いとのことだったのですが…(笑)
この本では、雑談では話を深めていく必要もないし、オチを用意して笑いを誘う必要もないし、結論に至る必要もないと書いています。こういう雑談って、大事ですよね。オチをよく求めてくる友人は「女の人でオチもないし意味もない話をダラダラと続けてくるやつがいて、聞いてるのが苦痛」みたいなことも言っていましたが、私は逆でした。どちらかというとダラダラ話すのも好きだったので。
こういう雑談がもたらすゆとりについて、所属しているコミュニティによっては、改めて気にもしないくらい当たり前のことだと感じる人もいるだろうし、私のようにホント大事だよなって思う人もいるだろうし、意味ないと思う人もいるのだろうと思います。
誰に対してもニュートル
ニュートラルな姿勢がもたらすのは、周囲からの人望
「人望」という観点から見れば、ネタや話題のおもしろさよりも、相手を選ばずに誰とでも話ができることのほうが評価されるのです。(32より)
今の職場のボスはとても人望がある方だと思います。そんなボスに対してある職場のおばさまが言っていてのが、「誰に対しても平等なのがいい」との言葉。長年、会社にいて大事な要素だそうです。女性目線でよくあるのが、「若くてカワイイ人にだけよく話すAさんは…」とかですよね。
誰とでも雑談できることがニュートラルな姿勢につながって、人望も得られるし、やっかみも受けずに済むということみたいです。
これら以外にも
・目に見えるところや他人から聞いた点を褒める
・頭から否定はしない
・甘え上手になってみる
なんて話は雑談や人とのコミュニケーションにおいて参考になる点でした。
今週読んだ他の本
- 作者: 尾河眞樹
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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為替の勉強のために読みました。同じような内容の本は2冊目でしたが、前に読んだものと同様にわかりやすくいい本だと思います。同じテーマの本を複数読んでみると理解と記憶への定着が進む気がしますね。