terukazuの日記

自分の好きなもの興味のあること書きます。とりあえず、読書の感想とか。ついに社会人になりました。

「竹中先生、日本経済次はどうなりますか?」

アベノミクスについて、産業競争力会議のメンバーである竹中平蔵が語るという本。田原総一朗との対話形式になっていて、非常に読みやすい。毎日、日経新聞を読む中でアベノミクスに関する記事を読むことは多いが、まとまった内容を読むことはしていないと思い購入。短い時間で読めそうな分量、理解が容易な語り口調、そしてなんと言ってもタイムリーな出版時期、ってことで買いました。

既得権益にしがみつく側と対決する側、どんどん規制緩和していこうよって言っている側の意見が集約されてる感じです。

第三の矢である成長戦略について、どんなことを議論しているのか等、よくわかります。

印象に残ったのは以下2点

・p143「日本の企業には、社長に辞めろと言える独立した社外取締役がいない」

これを読むとシャープのこととか真っ先に思い出します。社長辞めても会長とかになって残って影響力行使とかしてるんですよね。社内の人だけだと、社長や会長に向かって言いづらいこととかありそうなものです。

・p195「対面主義とハンコ主義の古い慣習が、日本の経済成長を殺いでいる」

三木谷さんが薬の販売をネットでもできるようにしようとしてるやつですね。

ハンコじゃなくて、身体認証とかにすればいいのにって思うことがしばしば。銀行のキャッシュカードで一部取り扱いがあるけど、もっと普及させて、いろんなとこで使えるようになればいいのに。