terukazuの日記

自分の好きなもの興味のあること書きます。とりあえず、読書の感想とか。ついに社会人になりました。

「採用基準」

少し前に読み終わった本だけど、ブログ書いてなかった。

採用基準

 

読んでみると、去年の今ごろ就活をして、今年の4月から社会人になる自分にとっていろいろなことを考えさせられる本だった。

今回は付箋をつけながら読みました。かなりたくさんつきました。ぱっと見で30箇所くらいは。少し間が空いてしまったので、このブログも付箋を貼った箇所を中心に読み返して書こうとしているのですが、なかなかいいです。この本は文章を読んですっと意味が頭に入ってくる本な、つまり自分の中の内容スキーマによってすいすい読める本とも言えるので(「「読む技術」より」)、付箋が有効的なのかも。多分、新しい知識ばっかりの本とかはこうはいかないだろうな。自分だったら、あまり勉強してない経済学関連の話だと、よっぽど本の内容が簡潔に書かれている以外では、付箋だけつけても厳しいと思う。

 

ってことで本の内容について。本の題名は採用基準ですが、リーダーシップについて本の多くで語られています。採用したい人物の要素がリーダーシップがあるか否かが大きくて、じゃあそのリーダーシップってのはこういうものだよ的な説明が詳しくされているからですが。今回はあえて引用はせず、本の内容を少し自分の言葉で言い換えて書いてみました。

・メンバー全員にリーダーシップは必要。なぜなら、本来のリーダーとはチームの目標を達成するために必要なことをやる人であり、全員がそのようなリーダーの方が高い成果が出せるためである。

・高い目標が課されたときに、初めてリーダーシップが必要とされる。

・役職とリーダーシップの関係。リーダーシップが先で、この条件を満たした人がそれに見合う役職につくべき。

自分も就職活動のときに、「リーダーシップを発揮した経験は?」的な質問を何度かされました。自分にはどんな経験があったかなあと思い返しましたが、あんまり最初は浮かびませんでした。自分のイメージしていたリーダーシップはそれなりに重い責任を課されている役職についた人が発揮するものだという固定観念にとらわれていたからです。結局、いろいろ考えてひねり出したエピソードも、役職ありきで考えました。あんまり大した役職じゃなかったけど、自分が中心になっていろいろ工夫してやってました的な。でも、リーダーシップをこういう風に定義していれば、もっと思い当たるエピソードあったなと感じました。別に大した役職につかなくても、自分がコミットしてる組織やチームが本気で結果を求めて活動していて、そのために自分に何ができるのか、どんな貢献ができるのかって考えて行動してれば、自ずとこの本で言われているリーダーシップを発揮することになるんじゃないかと思います。

・あとp82のコラム「保守的な大企業で劣化する人」も考えさせられる話題です。大企業に行くことのデメリットが書かれています。自分の社会人としての常識や基礎が作られる上でリスクがあるってことですね。うーん…たしかになあ。就活の頃は思いもしなかった視点。大企業に行って、しっかりとした研修制度の下で学んだ方が絶対いいと思っていた自分。愚かだった…

他にも本当にいろいろ考えさせられる内容ばかりで、もう一度しっかり読み返してみたいと思いました。いずれ読み返してみたら、またブログに感想書いて、見比べてみるのも面白そうですね。やってみようと思います。

 あと今年に入って読んだ本は通算5冊

あれっ…??少ない。もっと読んでると思ってた…3月はゆっくりできそうなので、たくさん読んでたくさんブログ書こうと思います。